最近のレンズってどれも綺麗に写りすぎて、ちょっと物足りないです。それに、RFレンズってどれも高くてなかなか買えないし、楽しみ方に困っています
今回はこのような悩みに答えていきます!
CanonのRFレンズに限らず、最近のレンズはどこのメーカーも写りが良く、素晴らしい製品ばかりです。
そのせいもあって、数年前からオールドレンズやフィルムカメラの人気が急上昇しています。
でも中には、
「カメラ始めたばかりでオールドレンズとかフィルムカメラとかよく分からない」
「状態の良い中古を見つけるの大変」
「フィルムが意外と高いし、現像にもお金がかかるし、なかなか手が出ない」
なんていうことを思っている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、RFレンズで手軽にオールドレンズ風の写真、”エモい”写真を楽しむためにおすすめのソフトフィルターをご紹介します!
- ソフトフィルターとは?
- RFレンズの非Lレンズ+ソフトフィルターがベストな理由
- ステップアップリングも忘れずに!?
- おすすめのソフトフィルター紹介
- ソフトフィルターと組み合わせたいRFレンズ
- 村松祐太郎
- 2018年から写真作家として作品作りを始める
- カメラはキヤノン一筋
- 第56回キヤノンフォトコンテスト入賞
ソフトフィルターとは?
ソフトフィルターとはレンズの前玉に取り付けることによって、光を拡散させて柔らかな印象を写真に与えてくれるレンズフィルターです。
デジタルカメラであれば、撮影後にLightroomなどのRAW現像ソフトでソフトフィルター風の現像はできますが、ソフトフィルターはレンズに付けるだけで効果を得られるので手軽に楽しめるメリットがあります。
そのほかにもソフトフィルターの特徴はこんな感じです。
- ポートレートでは、ソフトフィルターを使うことで肌質がキレイに見せる効果があるので、見る人の目を惹きやすい一枚に仕上がります。
- 風景(特に花)では、全体的にコントラストが弱めの描写になるので、ふんわりとした印象の写真になります。そのため、花の写真に柔らかさや優しさ、可愛らしさを演出できます。
- 夜景撮影では、光が拡散するので光点が強調されて印象的な作品になります。
RFレンズの並単にこそソフトフィルターがおすすめな理由
RFレンズでソフトフィルターを使うなら、非Lレンズの単焦点レンズ(=並単)との組み合わせがおすすめです。
なぜ、並単とソフトフィルターと組み合わせがおすすめなのか。理由は3つあります。
理由1:小口径なフィルターで費用を抑えられる
並単はレンズ径が小さいものが多いので、ソフトフィルターも小型のものを選ぶことになります。
当たり前ですが、ソフトフィルターも径が大きくなればなるほど値段が上がっていきます。
つまり、小さいソフトフィルターで始められるので、初期費用を抑えることができるメリットがあります。
さらに、並単はLレンズよりも手が届きやすい価格帯なので、そういう意味でも並単+ソフトフィルターが始めたてのおすすめセットになります。
理由2:並単はコンパクトなレンズが多く持ち出しやすい
カメラとレンズは持ち出さないと写真は撮れないですよね。
ソフトフィルターで楽しむ場合も同じで、まずはフィルターを付けたレンズとカメラを持ち出さないと意味がありませんよね?
そこで並単がおすすめなわけです。
なぜなら、並単はコンパクトで持ち運びしやすいレンズが多くラインナップされているからです。
さらに、カメラ本体もR8やR10、R50などの小型なものと組み合わせれば、より持ち運びに便利なカメラセットができあがります。
理由3:Lレンズにソフトフィルターはもったいない
Lレンズとは、Canonが誇る最高級レンズのラインナップになります。
最新の光学設計を取り入れた高性能なレンズであり、写りは文句なしでプロユースにも耐えられるものになります。
そのため、ソフトフィルターであえて写り過ぎなくしたり、ゴーストを表現したりするのは正直もったいないと思います。
せっかくLレンズを使うのであれば、その性能と自分の腕を活かした一枚にチャレンジしてみてください。
ソフトフィルターを使うときはステップアップリングを忘れずに
ソフトフィルターを使うときは合わせてステップアップリングも揃えると非常に便利です。
ステップアップリングとは、レンズ径の大きさを変えることができる道具です。
RFレンズの並単でソフトフィルターを使う場合は、43mm→52mmに変えるステップアップリングが使い勝手が良いです。
なぜなら、スナップ写真に使いやすい単焦点レンズである24mm、35mm、50mmがそれぞれ以下のレンズ径だからです。
- 24mm単焦点レンズ:レンズ径52mm
- 35mm単焦点レンズ:レンズ径52mm
- 50mm単焦点レンズ:レンズ径43mm
つまり、43mm→52mmのステップアップリングがあれば、必要なソフトフィルターはレンズ径52mm用の1種類だけですむわけですね。
おすすめのソフトフィルター4選
それではボクがおすすめするソフトフィルターを4つご紹介します。
ソフトフィルターを探す参考にしてみてください!
ちなみに今回は、ケンコー・トキナーから発売されているミスト系フィルターを紹介します。
ホワイトミスト No.1
1つ目は「ホワイトミスト No.1」です。
2022年に発売された比較的新しいソフトフィルターになります。
特徴としてはこんな感じです。
- コントラスト弱め
- オールドレンズのようなフレア
- 逆光時は光が拡散して柔らかな印象になる
特に夕暮れ時に逆光で使ってみると、印象的な光を作り出すことができます。
ただし、逆光で使うので白飛びしやすくなります。
そのため、NDフィルターと組み合わせたり、シャッタースピードを速くしたり工夫してみてください。
さらに、ホワイトミストを使った作例を本ブログでも公開しているので合わせて見てみてください!
ブラックミスト プロテクター
2つ目は「ブラックミスト プロテクター」です。
ソフトフィルターは使うときだけレンズに付けて普段は外しておくことが一般的です。
ですが、こちらのソフトフィルターは常用することを前提として作られたアイテムになります。
要するに、レンズプロテクターのように使えるブラックミスト、というわけです。
- 効果は控えめ
- 効果が控えめなので、お試しとして使ってみることがおすすめ
- レンズプロテクターのように常用できる
ブラックミスト No.1
3つ目は「ブラックミスト No.1」です。
ソフトフィルターと言えばこれ!というくらい有名な商品になります。
名前の通りで「黒」を印象付ける効果を与えてくれます。
- ハイライトとシャドウのコントラストが弱め
- 映画風な雰囲気に仕上がる
- 肌質をなめらかに演出してくれる
映画風な作品を作りたい方にピッタリのソフトフィルターですね。
さらにポートレートで使ってあげると、肌の質感が柔らかくなり、上品な印象を写真に与えてくれます。
ブラックミスト No.05
4つ目は「ブラックミスト No.05」です。
こちらのソフトフィルターは、ブラックミスト No.1の効果を1/2に抑えたフィルターです。
- 効果はブラックミスト No.1の半分
- 逆光撮影に最適
ブラックミスト No.1は逆光や夜景撮影で使うと光がにじんで印象的になりますが、少しうるさい写真になりがちです。
特に夜景撮影のように点光源がたくさんあるような場面では、ブラックミスト No.05の方がおすすめですね。
RFレンズ+ソフトフィルターで写活を楽しもう!
いかがでしたでしょうか?
オールドレンズって探してみると分かりますが、そもそも中古市場にもあまり出回っていなかったり、見つけても状態が良くなかったりと結構選び方が難しいです。
その点、ソフトフィルターは手軽に始められるので、オールドレンズ風の作品を作りたい方にはおすすめの選択肢になると思います。
今回の記事ではケンコー・トキナーのソフトフィルターを紹介しましたが、ほかのメーカーからも様々なソフトフィルターが発売されているので、自分に合ったアイテムを見つけてみてください!
最後に、興味のあるカメラ機材があるけど自分に合うか分からないから不安、お試しで使ってみてから購入したい、と思う方には『GOOPASS(グーパス)
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