初心者でも使いやすい単焦点レンズを探していて、35mm単焦点レンズに興味があります。35mm単焦点レンズの魅力や特徴を教えてください!
こんな悩みを解決します。
- 35mm単焦点レンズの作例
- 35mm単焦点レンズの魅力2つ
- 使いやすいからこそのデメリット
- おすすめの35mm単焦点レンズ4つ
今回は35mm単焦点レンズについて解説します。
先に結論からお話しすると、35mm単焦点レンズは「使いやすいNo.1の単焦点レンズ」だと言えます。
単焦点レンズは焦点距離が決まっていてズームはできませんが、写りは非常に良いです。
そのため、ある程度何でも撮れて、使い勝手の良い単焦点レンズを探している方もいるのではないでしょうか?
そこでおすすめしたい単焦点レンズが35mm単焦点レンズになります。
本記事では、35mm単焦点レンズを使ってボクが実際に撮影した作例も交えながら、35mm単焦点レンズの魅力や特徴、撮影時の注意点を解説していきます。
ぜひ最後まで読んでもらって、35mm単焦点レンズを検討してみてください!
35mm単焦点レンズを使った作例
単焦点レンズといえば背景ボケを活かした写真を撮りたくなりますよね。
ボクの場合、35mmの画角ならパンフォーカスの風景写真が結構好きですね。
35mmの画角は、一般的に「人が風景を眺めているときの視野に近い画角」と言われます。
そのため、今見ている風景を”記録する”にはピッタリのレンズ、焦点距離だとボクは考えています。
橋がスカイツリーに伸びていくように、少しパースを意識して撮ってあげることで広角っぽい印象を与えることができます。
工夫一つでいろいろな写真が撮れるのも、35mm単焦点レンズの面白いところですね。
横浜ベイブリッジを日の出に合わせて撮った一枚です。
使ったレンズの特徴にもなってしまいますが、絞って撮ってあげたことで光芒が綺麗に出ています。
最後はみなとみらいの夜景になります。
夕焼けと夜景の組み合わせは、ボクの中では鉄板の組み合わせですね!
35mm単焦点レンズの魅力2つ
35mm単焦点レンズの魅力は、この2つです。
- 扱いやすい焦点距離
- コンパクトなレンズが揃っている
詳しく説明していきます。
扱いやすい焦点距離
35mmという画角は非常に扱いやすい画角になります。
なぜなら、「人が風景を眺めているときの視野に近い画角」だからです。
例えば、24mmや28mmなど広角や85mm以上の中望遠~望遠の画角だと、余計なものまで写り込んでしまったり、もう少し周りの風景も入れたいのに全然入らなかったりと、画角のコントロールが難しいです。
しかし、35mmは見たままを撮影できるので、非常に扱いやすい焦点距離になります。
そのため、特にカメラ初心者の方には取っつきやすい焦点距離、単焦点レンズになるわけです。
コンパクトなレンズが揃っている
35mm単焦点レンズは小さくて軽いコンパクトなレンズが揃っています。
例えば、Canon(キヤノン)からはミラーレス向けに300gほどコンパクトなレンズが出ています。
さらに、Nikon(ニコン)からも370gの35mm単焦点レンズが発売されています。
このように、コンパクトなレンズが揃っているので、旅写真やスナップ写真を撮るときなどに重宝します。
さらに、軽くて小さいレンズはカメラを持っていくモチベーションにもつながります。
その点において、35mm単焦点レンズは非常に魅力的なレンズになります。
35mm単焦点レンズはありきたりな写真になりがち
35mm単焦点レンズで撮影すると、ありきたりな写真になりがちです。
なぜなら、目の前の景色をそのまま撮ることができるので、平凡な印象になってしまうからです。
写真は何でもかんでも写し込めば良いというわけではなく、時には被写体を取捨選択することも大切です。
よく『写真は引き算』と言われますが、まさにこのことですね。
被写体を取捨選択する上で、35mmという画角はちょっと広いですね。
そのため、余計なものが写り込みやすく、逆に主題が引き立たないことが多くあります。
このようなことから、平凡な印象の写真になりがちってわけです。
被写体に少し寄ってみたり、夜景などの印象的な風景を主題にしてみたりといろいろ工夫してあげることで、平凡な写真から抜け出すことができますよ!
おすすめの35mm単焦点レンズ4つ
おすすめの35mm単焦点レンズは、以下の4つになります。
- Canon EF35mm F2 IS USM
- Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM
- SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art
- TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD Model F045
一つずつ解説していきますね。
その1:Canon EF35mm F2 IS USM
Canon(キヤノン)の一眼レフ向けの35mm単焦点レンズになります。
本記事で紹介した作例もEF35mm F2 IS USMで撮影した写真になります。
F2と明るいレンズになっていて、手ブレ補正も付いているので暗い場所での撮影にも向いています。
さらに、大きさもコンパクトなので、旅行やスナップ撮影にもピッタリです。
その2:Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM
Canon(キヤノン)のミラーレスカメラであるEOS Rシリーズ向けの35mm単焦点レンズです。
RF35mm F1.8 MACRO IS STMの最大の特徴は、最大撮影倍率0.5倍のマクロ撮影ができることです。
マクロ撮影ができるので、旅写真やスナップ写真を撮るときの表現の幅が広がります。
さらに、F1.8とEF35mmよりも明るいレンズになっているのも見逃せませんね!
その3:SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art
こちらのレンズは、SIGMAから発売されているCanon(キヤノン)の一眼レフ向けレンズです。
F1.4と純正レンズよりも明るく、それでいてシャープでキレのある描写が特徴です。
しかし、手ブレ補正は付いていないので、注意しましょう。
その4:TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD Model F045
最後は、TAMRONから発売されているCanon(キヤノン)の一眼レフ向け単焦点レンズです。
こちらもSIGMA同様、F1.4と純正レンズよりも明るいレンズになっています。
さらに特筆すべき点は、とろけるようなボケ味でしょう。
「さすがTAMRON」といったところではないでしょうか!
背景も活かしたポートレート撮影にピッタリのレンズです。
35mm単焦点レンズを気軽に持ち出してたくさん写真を撮ろう!
今回は35mm単焦点レンズを解説しました。
簡単に35mm単焦点レンズの魅力をまとめておきますね。
- 扱いやすい焦点距離
- コンパクトなレンズが揃っている
ただ、扱いやすいレンズである反面、平凡な印象の写真になりがちです、
そのため、撮影するときはただ撮るのではなく、ひと工夫して撮ることを心がけましょう!