【F2.8の大三元望遠ズームレンズ】ナナニッパの魅力を解説!作例あり!【RFレンズ】

悩んでいる人

大三元の望遠ズームレンズが気になっているのですが、値段も高くてなかなか手が出ません。背中を押してほしいです!

大三元の望遠ズームレンズが欲しいけど、やっぱり30万円もすると気が引けてしまいますよね?

そこで今回の記事では、大三元望遠ズームレンズの魅力をお伝えして、買おうかどうしようか迷っている方の背中を押す手助けをしていきます!

本記事の内容
  • 大三元レンズについてのおさらい
  • 大三元望遠ズームレンズのメリット、デメリット
  • 「RF70-200mm F2.8 L IS USM」の作例紹介

大三元レンズの望遠ズームレンズは、焦点距離70~200mmをカバーするレンズが一般的です。

70~200mmのレンジがあれば風景はもちろんのこと、ポートレートにも使うことができますし、ちょっと離れた距離からお子さんやペットの撮影にも活躍する万能レンズです。

ただし、大三元レンズあるあるの「値段が高い」という欠点は望遠ズームレンズにも当てはまります。

値段の高さに圧倒されて、なかなか手に入れるまでに足踏みしてしてしまう方は多いことでしょう。(実際、ボクもそうでした(笑))

そこで今回は大三元望遠ズームレンズの魅力について、実際に使ったボクの感想も含めながら語っていきます。

さらに、キヤノンの「RF70-200mm F2.8 L IS USM」で撮った作例も紹介していくので、大三元の望遠ズームレンズが気になっている方はぜひ最後まで読んでみてください!

筆者について
  • 村松祐太郎
  • 2018年から写真作家として作品作りを始める
  • カメラはキヤノン一筋
  • 第56回キヤノンフォトコンテスト入賞
目次

大三元レンズの特徴をおさらい

大三元レンズの最大の特徴は「ズーム全域でF2.8通し」という点です。

さらに、F2.8通しのズームレンズはカメラ・レンズメーカーが各社を代表するレンズとして力を入れて開発しているので、写りの良さや品質は文句なしです!

ちなみに、”大三元”という名前は、F2.8通しのズームレンズが広角・標準・望遠の3種類あることから、麻雀の「大三元」という役になぞらえて付けられたと言われています。

2023年1月時点で、キヤノンのRFレンズの大三元レンズとしてはこちらの3本があります。

RFレンズの大三元レンズ
  • 広角:RF15-35mm F2.8 L IS USM
  • 標準:RF24-70mm F2.8 L IS USM
  • 望遠:RF70-200mm F2.8 L IS USM

大三元望遠ズームレンズの魅力

大三元望遠ズームレンズの魅力はこれでしょう。

「手ブレ・動体ブレに強く、高い描写力も兼ね備えている」

望遠ズームレンズ最大の弱点は「手ブレ」です。

それはなぜか?

手ブレは焦点距離が長くなれば長くなるほど、ちょっとの手ブレが大きな手ブレになりやすいからです。

そんな望遠ズームレンズの弱点である手ブレを抑えるためには、手ブレ補正をうまく活用することが大切ですが、もう一つ重要なことがあります。

それが「シャッタースピードを稼ぐこと」です。

1/640秒や1/1000秒などの早めのシャッタースピードを使えば、手ブレを抑えて歩留まりを上げることができます。

さらに、シャッタースピードを稼げば手ブレ補正では防げない「動体ブレ(=高速で動く被写体のブレ)」も抑えることができます。

シャッタースピードを稼ぐためには明るいF値のレンズの方が得意です。

つまり、F2.8通しでズーム全域が使える大三元の望遠ズームレンズは、手ブレ・動体ブレに強いレンズと言えるわけです。

加えて、大三元レンズの一角なだけあって、描写力も素晴らしいものがあります。

大三元望遠ズームレンズの魅力まとめ

写りが良いだけでなく、手ブレ・動体ブレにも強い万能望遠ズームレンズである!

大三元望遠ズームレンズのメリット、デメリット

それではもう少し詳しく大三元望遠ズームレンズのメリット、デメリットについてお話ししていきます。

メリット3つ
  1. 圧倒的な背景ボケ
  2. 圧縮効果
  3. F2.8通しで明るい
デメリット2つ
  1. メチャクチャ値段が高い
  2. そこそこのサイズ感がある

メリット3つ

まずはメリットから見ていきます!

メリット①:圧倒的な背景ボケ

大三元の望遠ズームレンズは背景ボケが綺麗に作れます。

背景ボケを作る簡単な方法は「F値の低い明るいレンズを使う」「望遠レンズの望遠側を使う」の2つです。

もうお分かりでしょう!

大三元望遠ズームレンズは、この背景ボケを作る2つの要素を全て満たしているのです!

メリット②:圧縮効果

望遠レンズには「圧縮効果」と呼ばれるものがあります。

簡単に説明すると、被写体と背景の距離がギュッと縮まったちょっと不思議な感じの写真になる効果です。(めっちゃ雑な説明ですが、雰囲気伝わりましたか?(笑))

広角レンズや標準レンズでも圧縮効果は存在しますが、望遠レンズの方がよりその効果を体感できるので、もし圧縮効果に興味がわいた方はぜひ望遠レンズを使ってみてください。

ちなみに、ボク個人の感覚としては100~200mmくらいから「お!めっちゃ圧縮効果効いている!」と感じたので、大三元望遠ズームレンズの70~200mmはおすすめの画角です!

メリット③:F2.8通しで明るい

大三元望遠ズームレンズの魅力でもお話ししましたが、F2.8通しでズーム全域を使えるというのは望遠ズームレンズにとって歩留まりを上げるという意味で非常に重宝します。

手ぶれ補正を使えば手ブレをある程度抑えることはできますが、動く被写体のブレ(=動体ブレ)は止めることができません。

さらに、手ブレと動体ブレの両方を抑えて被写体をピタッと止めるためにはシャッタースピードを稼ぐしかないのです。

ブレやすい望遠レンズではなおさらです。

そのため、F2.8という明るさでズーム全域を使える大三元レンズはそれだけで使う価値のあるレンズってわけですね!

デメリット2つ

次にデメリットです。

デメリット①:メチャクチャ値段が高い

大三元望遠ズームレンズはメチャクチャ値段が高いです。

1本30万円はざらにします。

さらにここ最近では、値上げラッシュの煽りを受けて、ますます高価なものになってきてしまっています。

なので、待つよりも今買った方が結果的に安いってこともあるかもしれませんね(笑)

デメリット②:そこそこのサイズ感がある

最近は一眼レフからミラーレスに主流が移りつつあります。

そのため、レンズもミラーレスに合わせて軽量・コンパクトになっている傾向があります。

例に漏れず、大三元レンズたちも以前と比べると小さく軽くなりましたが、それでもキットレンズと比べるまだまだ多き重たいです。

作例紹介

EOS R6,RF70-200mm F2.8 L IS USM,SS1/1250,F8,ISO100
EOS R6,RF70-200mm F2.8 L IS USM,SS1/320,F11,ISO100
EOS R6,RF70-200mm F2.8 L IS USM,SS1/500,F2.8,ISO200
EOS R6,RF70-200mm F2.8 L IS USM,SS1/4000,F8,ISO800
EOS R6,RF70-200mm F2.8 L IS USM,SS1/500,F2.8,ISO125
EOS R6,RF70-200mm F2.8 L IS USM,SS1/250,F5.6,ISO250
EOS R6,RF70-200mm F2.8 L IS USM,SS1/4000,F2.8,ISO100

ボクのインスタグラム(@yuu.m.726)では、他にもたくさんの写真作品をアップしているので、ぜひ見に来てください!

憧れのナナニッパを使ってみよう!

大三元望遠ズームレンズの魅力を知っていただけたでしょうか?

大三元の望遠ズームレンズは「70-200mm F2.8」であることから、俗にナナニッパとも呼ばれています。

たしかにナナニッパは値段が高いしサイズも大きく重たいしと良いこと一つもない感じですが、ぜひ一度使ってみてほしいレンズです!

使えばその良さがきっと分かって頂けるはずです!

最後に大三元望遠ズームレンズの魅力をまとめて終わりにしたいと思います。

大三元望遠ズームレンズの魅力まとめ

写りが良いだけでなく、手ブレ・動体ブレにも強い万能望遠ズームレンズである!

皆さんのレンズ選びの一助になれば幸いです!

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