カメラレンズの保管ってどうすれば良いでしょうか?
これからも長く使っていきたいので、保管方法を知りたいです
このような悩みを解決します。
みなさんはカメラレンズをどのように保管していますか?
写真を始めたばかりの初心者の方は「カメラレンズの保管方法が分からない」という方も多いことでしょう。
カメラレンズは精密機器ですし、非常に高価なものなので、大切に保管して長く使っていきたいものです。
そこで今回は、カメラレンズの保管方法について解説していきます。
カメラ初心者の方でもすぐ始められる方法を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
- レンズを長持ちさせる保管方法の解説
- レンズの保管に役立つグッズ紹介
- 村松祐太郎
- 2018年から写真作家として作品作りを始める
- カメラはキヤノン一筋
- 第56回キヤノンフォトコンテスト入賞
特に梅雨時期の前にレンズの保管方法を学んで、準備しておきましょう!
レンズの保管方法を間違うとどうなっちゃうの?
レンズの一番の敵は『湿気』です。
レンズの保管方法を間違ってしまうと、湿気でレンズに曇りが発生してしまったり、カビが生えてしまったりしてしまいます。
レンズ曇りやカビが発生してしまった場合は、メーカーや専門業者に依頼して内部をクリーニングしてもらうしかなくなってしまいます。
ただ、クリーニング費用も結構高く、レンズの種類や状態によっては数万円かかってしまう場合もあります。
さらに、『ホコリ』もレンズには天敵です。
レンズは精密機器なので、中に入ったホコリが原因で故障してしまうケースがあります。
- 曇りやカビが発生してしまい、レンズが使い物にならなくなってしまう
- クリーニング費用が高額になってしまう
- 故障の原因となる
レンズを長持ちされる保管方法
それではレンズを長持ちさせる保管方法を解説します。
まずレンズ保管の基本は『湿気』と『ホコリ』を徹底的に対策することがコツです。
さらに、カメラとくっつく部分(=マウント)は歪みやすいので、マウントも気にしながら保管するようにしましょう。
これらのコツを踏まえて、レンズを長持ちさせる保管方法はこの3つです。
- 湿気対策
- レンズの前玉を下にする
- レンズフィルターを付ける
保管方法①:湿気対策
ますは湿気対策をしっかりやりましょう。
一番手軽にできる湿気対策が、ドライボックスと乾燥剤を使う方法です。
初期費用がかからず、手軽に湿気対策することができる
- 乾燥剤を定期的に入れ替える必要がある
- レンズが増えたときにドライボックスも買い足す必要がある
ドライボックスと乾燥剤を使う方法は、3,000~4,000円程度で必要なものが揃うので初期費用が激安です。
しかし、定期的に乾燥剤を交換してあげないと除湿効果がなくなってしまうため、手間がかかるというデメリットがあります。
これらを自動で管理してくれる保管庫として『防湿庫』を使う方法もありますが、初期費用が高くなるというデメリットがあります。
保管方法②:レンズの前玉を下にする
ドライボックスや防湿庫に保管するときは、レンズの前側(=前玉)を下にしてあげましょう。
レンズのマウントは意外と歪みやすいので、マウントを下にして保管しているとドライボックスの底などにマウントがぶつかってしまい歪みやすくなってしまいます。
カメラバッグでレンズを運ぶときも、可能であれば前玉を下にして入れてあげることで、バッグを置いた衝撃でマウントが曲がってしまうリスクを減らすことができます。
保管方法③:レンズフィルターを付ける
レンズフィルターを付けるだけでもホコリ対策や前玉をキズから守ることができます。
画質が悪くなるからレンズフィルターを付けないという方もいますが、ボクはレンズフィルターを付けることをおすすめします。
たしかに前玉の前にガラスが1枚増えてしまうので、その分画質が悪くなってしまう可能性はあります。
しかし、最近はレンズフィルターの質も上がっているので、そこまで気にしなくても良いと思います。
それよりもホコリが入ってしまうことやキズが付いてしまうことの方を気にしましょう。
特にキズはレンズの買取価格にもダイレクトに響いてくるので、しっかり対策しましょう!
レンズの保管に役立つカメラグッズ
最後にレンズの保管に役立つカメラグッズをいくつか紹介します。
ドライボックス・防湿庫
これは先ほども紹介しましたが湿気はレンズの天敵なので、絶対に購入することをおすすめします。
特に梅雨時期になる前には購入して、本格的な梅雨に備えましょう!
ブロワー
ブロワーとはレンズについたホコリや水滴を吹き飛ばしてくれる道具です。
普段のメンテナンスでも活躍するグッズでありながら、1,000円くらいで購入できるので1つ持っておくと非常に便利です。
レンズペン
レンズペンも掃除に役立つ便利グッズです。
ブラシとフェルト生地のクリーニングチップが付いているので、ホコリを払い落とすだけでなく、ちょっとした皮脂汚れも綺麗に清掃できます。
そのため、間違って前玉を触ってしまった場合もサッと掃除できて非常に便利です。
さらにシャツの前ポケットに入ってしまうくらいコンパクトなので外出先でも気軽に使うことができます!
レンズフィルター
新しいレンズを買ったら一緒に購入しておきたいのがレンズフィルターです。
レンズフィルターを付けることには賛否が分かれるところではあります。
ですが、キズが付いてしまってからでは手遅れなので、ボクとしてはレンズフィルターを付けることをおすすめします。
日頃の心がけでレンズが長持ちします!
日頃の心がけ一つでレンズを長持ちさせることができます。
ドライボックス+乾燥剤を使う方法は3,000~4,000円から始めることができるので、カメラ初心者の方でも手が出しやすいと思います。
湿気の多い季節を来る前にしっかりと準備して、大切なレンズを長く使っていきましょう!
最後に一言、「転ばぬ先の杖」