表現の幅を広げたくて、マクロレンズに興味があります。マクロレンズの特徴やCanon(キヤノン)ユーザーにおすすめのマクロレンズを教えてください!
こんな疑問を解決します。
- マクロレンズを使った作例
- マクロレンズの魅力3つ
- マクロレンズの使いどころ4つ
- おすすめのマクロレンズ2つ
今回は、マクロレンズの良さを解説していきます。
結論からいうと、マクロレンズは「今まで以上に写真表現の幅を広げることができるレンズ」です!
一眼レフやミラーレスといったレンズ交換式のカメラを使っていると、「もっといろいろな写真を撮ってみたい!」と感じる方は多いのではないでしょうか?
そんなフツーの写真じゃ満足できない方におすすめしたいレンズが「マクロレンズ」です!
マクロレンズが1つあるだけで、表現の幅が広がって、写真がもっと楽しくなりますよ。
ぜひ最後までじっくり読んでもらって、マクロレンズを検討してみてください!
マクロレンズを使った作例
マクロレンズの醍醐味ってやっぱりこれですよね!
ここまで寄って撮ると、いつものアジサイもひと味違った画になりますね。
こんな感じで、一輪の花にフォーカスした写真もマクロレンズにかかればお手のもの!
まるで宝石みたいにキレイですね。
マクロレンズだと水滴の一つ一つまで緻密に撮影することができます。
猫、可愛い(=^・^=)
人懐っこい猫だったので、結構近くまで近づけましたが、マクロレンズを使ってさらにグッと寄ってみました。
もちろん、風景やスナップ写真だってしっかり撮れますよ。
マクロレンズの魅力3つ
マクロレンズの魅力は、以下の3つです。
- 被写体にメチャクチャ寄れる
- 背景を大きくボカした写真が撮りやすい
- 風景やスナップ写真もしっかり撮れる万能レンズ
1つずつ解説します。
①:被写体にメチャクチャ寄れる
当たり前ですが、マクロレンズはとにかく寄った写真が大得意!
作例でも紹介したような花や動物だけじゃなくて、小物などの物撮りや虫などのもっと小さなものを撮影にも使えます。
虫眼鏡で写真を撮っているみたいなイメージですね!
②:背景を大きくボカした写真が撮りやすい
マクロレンズは背景をボカした写真を撮るのも得意なんです。
なぜなら、被写体に寄って撮影すると、被写界深度が浅くなるからです。
被写界深度とは、簡単に解説すると「ピントが合っているように見える範囲」のことをいいます。
被写体に寄って撮ると、被写界深度が浅くなる(ピントが合ったように見える範囲が狭くなる)性質があるため、背景を大きくボカすことができるってわけです。
例えば、作例にもあるアジサイに寄った写真みたいに、写真の半分くらい背景をボカすこともできちゃいます。
こんな感じ!
③:風景やスナップ写真もしっかり撮れる万能レンズ
マクロレンズは寄って撮ることに長けていますが、もちろん風景やスナップ写真もちゃんと撮れますよ。
マクロレンズの多くは単焦点レンズになっています。
つまり、単焦点レンズで撮れるものは、マクロレンズでもしっかり撮影することができます。
例えば、100mmのマクロレンズであれば中望遠の単焦点レンズとして使えますし、60mmくらいのマクロレンズなら標準単焦点レンズとして活用できます。
なので、マクロレンズって結構万能なレンズなんです!
マクロレンズの使いどころ4つ
マクロレンズにぴったりの使いどころは、この4つです。
- 花の一部を大胆に切り取りたいとき
- 1つの花を大きく撮りたいとき
- 水滴をキレイに撮ってみたいとき
- 被写体にグッと寄りたいとき
それぞれ、解説していきますね。
おすすめシーンその1:花の一部を大胆に切り取りたいとき
まずは、花を工夫して撮ってみましょう!
特に、花の一部を大胆に切り取った構図は迫力があって面白いですね。
ぜひ、花を撮るときにはマクロレンズを持ち出してみてください。
おすすめシーンその2:1つの花を大きく撮りたいとき
一輪の花にフォーカスした撮影にもおすすめできますね。
コツとしては、主役となる花を入れつつ、背景をどこまで写し込むかを工夫してみてください。
さらに、マクロレンズは背景ボケが作りやすいレンズなので、少し絞ることで「ピント面はキリっとさせつつ背景はボカす」みたいな撮り方もできます。
いろいろ工夫してマクロレンズの楽しさに触れてみてください。
おすすめシーンその3:水滴をキレイに撮ってみたいとき
水滴を主題にすることで、非日常的なファンタジーな世界観の写真が撮れますよ。
特に、梅雨時期の晴れ間を狙って、雨に濡れたアジサイや木々を撮影すると「雨も悪くないなぁ」って思えますね(笑)
おすすめシーンその4:被写体にグッと寄りたいとき
最後はやっぱり被写体にグッと寄った写真ですね。
まずは寄って撮ってみて、自分の好みの距離感や背景の入り具合を探ってみてください!
おすすめのマクロレンズ2つ
結論、この2つから選べば間違いありません。
- Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM
- Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
1つずつ紹介していきますね。
Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM
Canon(キヤノン)の一眼レフ向けマクロレンズになります。
いわゆる「Lレンズ」にラインナップされるレンズで、写りは細部まで精細で、なおかつボケ足は非常になめらかで美しいです。
冒頭で紹介した作例も、全て「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」で撮影しています。
さらに、手ブレ補正付きなので、マクロレンズの弱点である手ブレのしやすさも軽減されている点もおすすめポイントです。
- 細部は緻密に解像しつつ、ボケ足はなめらかで非常に美しい
- 手ブレ補正付きで手ブレが抑えられる
- Lレンズの象徴である鏡胴の赤いラインが所有欲を満たしてくれる
Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
Canon(キヤノン)のミラーレスカメラであるEOS Rシリーズ向けのマクロレンズで、こちらもLレンズにラインナップされる1つになります。
「 Canon RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」の最大の特徴は、『SAコントロールリング』が搭載されているという点です。
SAコントロールリングとは、リングを回すことでボケの描写を自由自在に変化させることができます。
さらに、手ブレ補正も一段とパワーアップし、EOS R5やEOS R6などのボディ内手ブレ補正と組み合わせることで、EF100mmマクロレンズ以上の手ブレ補正が効きます。
EOS Rシリーズのカメラを使っている方は、ぜひ使ってみてほしいマクロレンズになります。
- やはりLレンズというべき、解像感とボケの綺麗さがある
- SAコントロールリングでボケを自由自在に操れる
- EOS R5やR6と組み合わせることで、強力な手ブレ補正が活用できる
マクロレンズを使いこなして表現の幅を広げよう!
今回はマクロレンズの魅力を解説してきました。
本記事の内容を要約すると、こんな感じです。
- 被写体にメチャクチャ寄れる
- 背景を大きくボカした写真が撮りやすい
- 風景やスナップ写真もしっかり撮れる万能レンズ
いかがでしたでしょうか?
マクロレンズを使うことで、いつも目にするものを非日常的な作品に仕上げてくれます。
ぜひ、本記事を読んでマクロレンズを検討してみてください!